パ・リーグ新人王を獲得した2014年に続き、2015年も2年連続となる二桁勝利を挙げた石川歩。育成選手から不動のクローザーとしての地位を築き、こちらも2年連続となる30セーブをマークした西野勇士。今や名実共に千葉ロッテマリーンズの中心投手となった両選手はシーズンオフも、故郷・富山で野球教室やトークショーを行うなど精力的に活動している。共に富山で生まれ育った両選手の故郷への思い、そして今後の活動について、富山出身のアトム創業者、青井忠治を祖父に持つ現アトム代表、青井茂が聞きました。
練習メニューもほとんど全部、自分で考えてやっていた
石川歩(いしかわ・あゆむ)
1988年4月11日生まれ。富山県出身。富山県立滑川高等学校、中部大学で活躍。大学時代は1年春から公式戦に出場。4年次にはエースとしてチームを牽引し、東京ガスへ。社会人3年目でチームをベスト8に導き、東アジア競技大会日本代表にも選出。2013年のドラフト会議で読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズの2球団から1位指名を受け、抽選の末、ロッテに入団。1年目で10勝を挙げ、新人王に輝いた。
西野勇士(にしの・ゆうじ)
1991年3月6日生まれ。富山県出身。富山県立新湊高等学校で活躍。2008年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから指名を受け、育成選手となる。2012年11月に支配下選手登録されると、2013年にプロ初登板を果たす。その年には故障もあり9勝にとどまるが、翌年の2014年クローザーを任されるとリーグ3位の31セーブを記録するなど活躍、日本代表にも招集された。2015年には骨折もあったが自己最多34セーブを記録、安定感のある守護神としてチームのみならず日本代表としても頼られる存在となっている。